商品先物取引の宴

ヘッジ(Hedge)とは

ヘッジ(Hedge)とは


反対売買をすると、損得が相殺されてプラス・マイナス=ゼロとなり
リスクが最小限になる手法のことがヘッジ(Hedge)です。


ヘッジ(Hedge)という言葉には、「保険」という意味のほかに
「賭けで、別のほうにも賭ける」という意味があります。

ヘッジ(Hedge)を用いて、現物市場で買い付けたモノは同時に
先物市場で反対の売り付け(売りつなぎ)を行います。

また、現物市場で売り付けたモノは同時に先物市場で
反対の買い付け(買いつなぎ)を行います。

そうすると、その後、市場価格が値上がりしても値下がりしても、
現物の損益と先物の損益が相反して発生するので相殺され、
価格変動によるリスクを回避することができるのです。


ヘッジ(Hedge)の例  ~ 「サヤ取り」


商品先物取引のヘッジ(Hedge)でポピュラーな手法に
「サヤ取り」と呼ばれるテクニックがあります。

サヤ取りというのは、商品間、限月間、あるいは市場間などにおいて、
同じ方向に値段が動くであろう2つの商品に対して取引を行い、
同時に片方を買い、片方を売って、その価格差の拡大及び縮小を利用し、
利益を得るというものです。

一つの疑問


さて、ここで、あなたは、一つの疑問が生じると思います。


「現物で損が出た場合は先物の利益で埋め合わせることが
できて満足だが、現物で利益が出ているのにヘッジしたために
先物の損で現物の利益が帳消しになるのはもったいないのではない」


と・・・・・。


これに対しては現実の売買では「つなぎ外し」といって、
先物市場でのヘッジの量を少なくしたり、ゼロにしたりするなど、
相場次第でヘッジの数量(ヘッジ・オペレート)を調節します。


しかし、ヘッジの本質は「価格変動によるリスクから開放される」ことを
目的とするので、100買い付けたものは100売りつなぎ、
100売り付けたものは100買いつなぐのが王道です。


ヘッジ・オベレートで失敗すれば取り返しはつきません。


ヘッジにかかる先物取引の手数料などのコストは保険料と考えるのです。


「商品先物取引で扱う商品」 のページへ続く



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